地球には三つの太陽がある。宇宙に浮かぶ恒星、被爆者がそう例えた原子爆弾、巨大な隕石。最後はあくまで想像だが、白亜紀を終わらせた隕石は大気圏で燃え上がりきっと恒星のように明るかったことだろう。この星に太陽が三つあるとするならば、その産物であるShineも三種存在できるのではないか。それぞれの光は全く性質が異なるが、凄まじいエネルギーという点で共通している。 展示作品の全てには恒星としての太陽が物理的に介在する。石はレンズによって集められた光によって溶かされ、布は光が当たった部分のみ色褪せる。溶かされた石はトリニタイトやヒロシマイトといった原子爆弾の副産物あるいはテクタイトという隕石によって生まれた鉱物に似る。布に影を残す作品は広島と長崎の建物に人や物の影が残った事実から影響を受けた。本展の作品は三つの太陽が折り重なって生まれる。